その6

 葦簀ごし
 波の音聴き昼寝する
 グラスの氷
 カラリと鳴った

 朝凪の薄紫に
 髪染めて
 鳴り砂踏みて
 貝殻拾う

 澄みわたる青き海原
 白い雲
 鳴り砂踏みつつ
 我が里自慢

 海原に龍と化したる
 稲光
 神の怒りに
 我が身をただす
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